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Takamatsu Park Hotel

Interview with Subscriber

ホテルとアートの融合
アートのサブスクを迎え入れた高松パークホテルの新たな一歩

導入企業:穴吹エンタープライズ株式会社
設置場所:高松パークホテル
話をお聞きした方:芥 祥吾さん

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2023年10月にリブランド・オープンした高松パークホテル様。

香川県高松市の繁華街からすぐそばにある、利便性と快適性を兼ね備えたホテルです。AIアバターを利用したセルフチェックインシステムやキャッシュレス決済を導入し、セルフサービスが充実したスマートな機能性が特徴。シェアキッチンや広いフリースペース、ワークアウトルームも完備しています。新しい施策や新しい形にチャレンジするスタイルのホテルです。
住所:香川県高松市福田町11-1 ※琴電瓦町駅から徒歩5分

―今回瀬戸内アートコレクティブのサブスクサービスを導入いただいたきっかけはなんだったのでしょうか。

穴吹エンタープライズの三村社長からの紹介で導入させていただきました。当初、自分自身は芸術には無関心だったのですが、実際に絵画を飾ってみると感動しましたね。生で絵画作品を見る機会がなかなかなかったので、新しい発見でした。やっぱり絵っていいものですね。

今回サブスクのサービスということで、半年の契約になっています。半年後に作品を変えるのも楽しみにしています。季節に合わせた作品を展示するのもいいなと思ったり、別の方の作品にするのもいいと思ったり、思いは膨らみますね。現在飾っている作品が夏っぽいので、継続する可能性もあります。

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―契約から導入まではスムーズでしたか?

問題なく、スムーズでした。

最初に3名の作家さんをご紹介いただいたのですが、その中からホテルの雰囲気に合いそうだ、という理由で、全体的に青が基調となっている作風の高松明日香さんを指名させていただきました。ホテルのロビーは緑や茶色を基調とした自然色の落ち着く空間を目指しているので、雰囲気に合う方がいてよかったです。

どの作品にするのか、配置、展示方法に関してはお任せ、という形だったので、ご提案通りに展示いただきました。ホテルのロビー入ってすぐ右手、ソファを置いたエリアにピクチャーレールを使って展示しています。お客さまがホテルに入ってすぐ目に入るエリアなので、このように素敵な空間にできてよかったと、とても満足しています。導入の際も、全てお任せできたので助かりました。

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―実際に導入していただき、効果はありましたか?

若い宿泊客の方が夜中に写真を撮ったり、自撮りをしたりと、思い出の写真スポットになっているようです。特に夜間はロビーの照明を落とし、絵画にスポットが当たるようにしているので目立ちます。観光の思い出の一つとして記念になる、という意味で、絵画を飾ってよかったと思いますね。絵画ならではの価値かもしれません。

現在はロビーのソファエリアのみの展示になっていますが、ゆくゆくはシェアキッチンやエレベーターホールの壁にも飾れたら面白いなと思っています。特にシェアキッチンにはピクチャーレールを設置済みなので、額入りの汚れにくい作品であれば飾れるといいなと思っています。

瀬戸内国際芸術祭の期間中に、期間限定でアートホテルのような取り組みをしても面白いかもしれません。

今後も新しいことにチャレンジしてみたいと思っています。

−お話を聞かせていただきありがとうございました。

導入作家

高松 明日香
TAKAMATSU Asuka

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主な展覧会に2021年「シェル美術賞アーティスト・セレクショ ン2021」(国立新美術館・東京)、2019年「香川県文化芸術新人賞 高松明日香展 ク ラウディア」(香川県文化会館)がある。2016年四国こどもとおとなの医療センター (香川)にて検査科待合室の壁画を制作。2014年岡山県新進美術家育成「I氏賞」 大賞受賞。様々な場所から引用されたシーンを、独自のトリミングと筆触を使って、 絵画にしている。

1984年 香川県生まれ
2007年 尾道市立大学 芸術文化学部美術学科デザインコース 卒業
2009年 尾道市立大学 大学院美術研究科美術専攻 修了
2011年~2017年倉敷芸術科学大学芸術学部 非常勤講師

映画やインターネットの画像から図を引用して絵画を制作しています。その絵画を組み合わせて生まれる物語を重要としています。作品を通して描かれたものの奥にある時間や記憶を感じ、その経験を現実の世界でも感じてほしいと願っています。

導入が決まったことにつきまして、先方から風景がいいという希望をきいていましたので、なるべく具体的に海や緑が描かれている作品を組み合わせて提案させていただきました。どのような方にご覧いただいてもさわやかに受け止めていただけるように試行錯誤しながら構成しました。
ホテルのロビーという多くの方が行き来し、様々な要素が混在する中で、展示場所にはピクチャーレールとライトを設置していただいていました。作品を飾るべき場所と設備を用意していただいていたことは、作品展示をよりスムーズにし、かつ展示中の作品保全も備わっていて、非常に恵まれた空間であると感じました。導入いただきありがとうございました。

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